◆間取り相談〜12〜お引き渡し後、これって欠陥住宅!?
◆間取り質問おはようございます。
おうち作りカウンセラー ハギヤマジュンコです
またまたお久しぶりの更新となりました。
間取りの質問
今日は、お問合せをいただいた質問にお答えしようと思います。
過去のご質問はコチラから↓
お引き渡し後のクレーム対応の質問
12月末に入居して、しばらくして下記のことが気になり、メールさせていただきました。
- 壁紙の継ぎ目が目立つこと
- 壁、天井の四隅使われているコーキング剤がとれて穴が空いたようになったこと
- 家の外壁に、どう見ても欠けているようなキズが見つかったこと
家を建てるとこういうことはよくあることなのでしょうか?
新居の不手際に気付いたら……
さて、ご質問内容ですが、
まずは、お引渡し前に「施主検査(点検)」というのがあると思います。
ご質問者様は、その段階では3つの点には気付かれなかったようですが、
特に③の外壁の傷は検査の時に気付いていたかったところですね。
もちろん、位置や、高い部分だと気付きにくいかもしれませんが、
現状気付けているということは、その段階でも気付けていたはず……
その検査の時に指摘していない分に関しては、
基本的にはお引き渡し後に傷がついたという扱いになる場合もあり、
施主の自費での補修になる可能性もでてきます。
(ハウスメーカーさんとの関係性にもよりますが)
クロス(壁紙)に関する不手際
①②に関してですが、家は長い時間をかけて乾燥していきます。
下地の木が乾燥していくのに引っ張られて、
クロスに割れができたり、
継ぎ目部分が目立ってきたり、
天井との継ぎ目のコーキングが割れてきたりというのは
実はよくあるお話です。
はい、我が家でも……
そのため、お引き渡し後の1か月点検、6か月点検、1年点検……というのが設けられています。
(ハウスメーカーさんによって点検時期や回数は異なります。)
その点検の目的は
お引き渡し時にはなかった不備や、
住み始めて気付いた不備などを
補修するというものです。
ご質問者様も、点検時にきちんとお伝えして、補修をお願いしましょう。
通常、
キチンとされているハウスメーカーさんや工務店さん(以下ハウスメーカー等)であれば
お引き渡し後の点検時にハウスメーカー等のほうからクロスの不備に気付き、
補修を申し出られるはずです。
言いかえてみれば、クロスの不備はそのくらいよくあることなのです。
乾燥による伸縮はつき物と考えましょう。
ハウスメーカー等を選ぶときに大切なこと
ここまで書くと、勘の良い方は気づかれると思いますが、
最初の最初、
「さて家を誰に建ててもらおう?」の時、
そういったアフターメンテナンスのことも含めて
ハウスメーカー等を選んでおく必要があります。
好きなテイストの家を建てて終わりではないのが家づくりです。
建てた後も、その家に住む限りはハウスメーカー等とはお付き合いが続きます。
ご質問者様はまだお引き渡しからお時間が経っていないですし、
相当な悪徳業者でない限り、①~③まで補修はしてもらえるとは思います。
(③については、現状を確認してしないためどのような傷かわからないので、難しいかもしれませんが……)
まとめ
お引き渡し後に気付いた不備については、
点検時に伝える
もしくは、
気づいたらできるだけ早いタイミングで伝える
ことが大切!
また、これから家を建てる方は、
アフターメンテナンスも含めて業者を選びましょう。
間取り質問受付中
こんな風にいただいたご質問にたいしての私の考えをお伝えしていきます。
(考え方はたくさんあるため参考としてくださいね。)
また、質問ではなく、やり取りの必要な相談の場合は【間取り相談】をご案内しております。
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