◆オリジナルキッチン背面収納 大分析
◆ハギヤマさん家の家づくりおはようございます。
おうち作りカウンセラー ハギヤマジュンコです。
さて、今日は昨日のコラムでも予告(?)していたキッチン背面収納についてです。
この収納、インスタでもホンマによく聞かれます。
お盆休み中にお家訪問にきた友人夫婦も、キッチン収納を大絶賛してくれました。
間取り相談を受けているお客様でも「真似っこさせてください」と言ってくださる方が多い。
うれしい限りです。
今日は、収納の細かいサイズや棚板の枚数、メリット・デメリットまでを書いてみます。
お家計画中の方の参考になればうれしいです。
目次
キッチン背面収納 サイズ
奥行きは57.5㎝(扉までの有効寸法)
横幅は2.6m
高さは天井いっぱいの2.5m
キッチン背面収納 扉
扉は天井までの高さ(2.5m)の三枚(1枚横幅が約93㎝)。
オーダー建具です。
扉を閉めるとずいぶん雰囲気が変わります。
全て閉じることができますが、食器は日々使うものなので左2枚は常に空いている状態です。
耐震のこともあるので、食器の下には滑り止めのマットを敷いています。
棚 サイズ
収納内部には、
- 固定棚が1枚
- 可動棚が4枚
固定棚サイズ
固定棚は高さ50㎝の位置で固定。
棚の奥行きは80㎝。
棚板の厚みは3㎝。
キッチン家電を置く予定で、重さがかなりあることが想定できたのでこの棚のみ固定にしてもらいました。
可動棚サイズ
可動棚高さ80~250㎝まで可動ができます。
棚の奥行きは45㎝。
※もう少し浅くてもよかった(40㎝とか)かも、とも思いますが、一般的な収納用品が収まるサイズなので今がベストかもしれません。
棚板の厚みは3㎝。
中身がない写真のほうが分かりやすいですね。
固定棚と奥行きを変えたのは、
- 収納したいものに必要な奥行以上あると使いづらい
- 固定棚と奥行きが同じだと、家電を使うときに頭をぶつけそう
という考えです。
収納 左右のサイズ
棚が1枚で耐えうる重さから、右手から83㎝のところに壁(棚板と同じ厚み3㎝のもの)を付けています。(ちょうど扉1枚分になるように設定)
左手が1.74m→日頃よく使うもの。
右手が0.83m→1日1回~2回程度しか使わないもの。
と分けて収納しています。
背面収納 メリット
①見せる収納
器が好き、雑貨が好きなので、見せる収納がワタシには合っていると思います。
②オープン収納
元祖ズボラなので、オープン収納は食器の出し入れが楽ちん。
1日3階はある食器の片づけ。
食洗器から振り返ればオープン収納なので、片付けが楽なんです。
③器をフル稼働・無駄買いがなくなる
②にも関わるのですが、オープンで見渡せるので、無駄な食器を買うことがなくなりました。
「食器棚に入れて、すんなりくるモノ」という目で器を見るようになったかなと思います。
お客様用と普段用も大きくは分けていないので、「こんなお皿あったっけ?」もありません。
背面収納 デメリット
①レールの汚れ
天井までの扉でかなり重さがあるため、吊り引き戸できませんでした……
そのため、床にはレールがあります。
キッチンでゴミやホコリがでやすいのでレールには汚れがこびりつきやすいです。
オーダーでない既製品であったり、吊り引き戸であればこうはならないはずです。
②扉が3枚
常に、左側を開け放って使っているため、3枚が右手にまとまっています。
当然ですが、右側から何かを出す時、仕舞うとき、扉を3枚動かさないといけません。
これ、かなり面倒。動かすということは、また戻さないといけないし……
写真使いまわしですが、扉が3枚あるのが分かりやすいかと思います。
扉をとっぱらって1枚だけにしようかと思いましたが、
- 2枚の扉を収納しておく場所がない(高さがかなりある。重い)
- 常にオープンにしておくには地震を考えると不安(長期で家を空ける時は閉めて出ます)
ということから、撤去はしていません。
③ホコリ
一番聞かれるのが、これかもしれません。
「オープン収納、食器にホコリはたまりませんか?」
「はい!たまります」
ですが、それはたまーにしか使わない食器のみです。
メリットの③でも書いたように、我が家では食器をほぼ普段使いしています。
この部分の食器は、少なくても週に1回は使うかな。
それ以外でも月に1回くらい、その場合は使う前にアルコールスプレーでさっと拭いて使っています。
④固定棚の高さ
一般的なキッチン家電を置く高さとして「使いやすい高さ」と思い、棚板の上部で80㎝で設計しました。
が、棚板下の高さが〇㎝なため市販の収納(無印さんのユニットシェルフ等)がうまく入りませんでした。細かいものの収納には引き出しや細かい仕切りが必要となってくるため、固定棚の下には市販の棚を入れることを想定していました。
が、あと数センチ高くしておけばよかったと今も後悔しています。