◆窓を計画するときに大切な5つのポイント
└妹夫婦家を建てるおはようございます。
間取りと片づけで家族を仲良くしたい!
【おうち作りカウンセラー】
一級建築士
整理収納アドバイザー
親・子の片づけマスターインストラクター
かたづけ隊「おさんにんさん」の1人
ハギヤマジュンコです。
今回は
建築関係のお仕事をしていないと見落としがちなアレをご紹介します。
※今回のご紹介は、新築でお家を建てられる方が対象になると思います。
目次
窓って大切なんです!
お家の間取りが決まるとそのお部屋の開口部【窓】を決めなければなりません。
大概の場合提案プランに勝手に書かれてる場合が多く
(特に思うのが、最近は窓が無駄に多い!)
施主側から何か希望をいうのはLDKの窓くらいかもしれません。
以下が私の思う窓を決める時の注意点です。。。
窓の計画大切な5つのポイント
- 家具の配置を考えよう
- 窓の数は適正?
- 窓の形状は部屋の使用目的と合ってる?
- 窓の高さ・大きさをイメージしてる?
- エアコンの室内機・室外機は置ける?
これを順番に見ていきましょう!
①家具の配置を考えましょう
- 置きたい家具は置けますか?
- 家具を置いたらバルコニーに出れない!になってませんか?
- 窓の開く向きも注意です。内開きだと家具があると開きませんよ。
②窓の数は適正ですか?
- 少ないのももちろんダメですが、先程も書きましたが、無駄に多いことも!
どこかで減額しないといけない!となった時、無駄に窓が多くないか見てみてくださいね。
形、大きさにもよりますが1〜3万/1ヶ所の減額になります。 - 光を入れる、風を通すのに必要な数を考えてくださいね。
- 窓の数だけカーテン類も必要です→コスト増です。
- 窓は壁よりも断熱効果が低いです(最近は高断熱のものもありますが、壁には勝てないですね)
→窓の数が多いとそれだけ冷暖房効率が下がりますよ。
③窓の形状は部屋の使用目的と合ってますか?
- 引き違い窓、はめ殺し窓、上げ下げ、ジャロジー、突き出し、回転、、、様々な形状があります。
- それぞれの特徴がその部屋に合ってるか確認してくださいね。
実例紹介
妹夫婦の家を例にあげると、トイレの窓を引き違いで提案されていました。
ですが、出かける時も窓を開けて出掛けたい妹(もちろん防犯対策はして!)
引き違いだと突如の雨の時、トイレの中まで濡れる可能性が!
私が提案したのはジャロジーです。(今はジャロジーでも防犯性の高いものになってます)
気密性は下がりますが、もともとトイレの窓へ望む機能は「換気」ですから
気密性が高い必要はないですよね。
④窓の高さ・大きさをイメージしてますか?
- 各部屋の展開図(部屋の中に立って各壁を見たような図面)が出てくるのは設計がかなり進んでからです。
平面図だけでは分かりにくい窓の高さのイメージをしてくださいね。 - 窓の位置が高すぎて開けられないなんてことも。
(単なる高さの問題ではなく、洗濯機の前とか…階段部分とか…なにか障害となって届かないことも) - ハンドルをつける、オペレーターを付けることで届くこともあります。(後からは変更できないこともあります)
- リビングに付ける大開口で陥りがちなのが大きさ。
大きい方が明るし、開放的!と思いますが大きければ大きいほど、サッシを開ける時の重さもかなりのものになります!子どもでは開けられない位の重さもザラです。我が家はオペレーターを付けています。
⑤エアコンの室内機、室外機は置けますか?
忘れがちなのが、コレコレ!!!
- エアコンの室内機はわりとイメージされてますが、エアコンは室内だけではありません。
室内機→配管→室外機 と繋がります。
家の顔となるファサード部分(1番観せたい外観。玄関側の壁になることが多いかな?)に配管を這わすのはちょっと。。。
室外機を置こうと思うと掃き出し窓ばかりで置く場所がない!なんてことも… - 配管を抜く壁、耐力壁で穴を開けられないことも!
まとめ
窓簡単そうで難しい。
なかなか、
間取りのことや収納のこと、設備(女性ならキッチンとか?)や物の色決めに気を取られがちで気が回りにくいところではあります。
が、住み始めてみたら窓の大きさや位置、形状で不便に感じることも多いです。
そして、厄介なのが窓はできてしまうと変更ができないところ。
おおがかりなリフォームでもしない限り変更は不可能です。
ぜひぜひ、ポイントを押さえながら間取り図をしっかり見てくださいね。