◆将来のために、今、「間取り」にできることをしよう
├おうち作り 間取りについておはようございます。
間取りと片づけで家族を仲良くしたい!
【おうち作りカウンセラー】
一級建築士
整理収納アドバイザー
親・子の片づけマスターインストラクター
ハギヤマジュンコです。
老後のために1階で生活が完結できる間取り!
↑を要望される方がすごく多いです。
LDKだけじゃなく、1つ個室が欲しいと。
お家を建てたり計画したりするご家族の年齢が30歳台。
子どもが生まれてすぐの方が多いので、自分たちの老後ももちろん考えますよね。
だけど、そのせいで他の部分が犠牲になったりしわ寄せがきていたら今の生活がしんどくなってしまいます。
老後が安心なのはどんな間取り?
思いつくことを書いてみましょう。
- 玄関の段差が少ない(部屋~部屋間は今どきバリアフリーが標準)
- 玄関が広い(車いすを考えて)
- LDKと寝室が隣接してる
- 寝室とトイレ・手洗いが近い、できれば隣がベスト
- 扉が引き戸
これらを全部叶えつつ、さらに「今」のライフスタイルに合った要望も満たさないといけないのでなかなか大変ですね。
お家の寿命も考えましょう
お家の寿命は20年なんて言われていたころもありましたが、
今はキチンとお手入れさえすれば木造住宅でも80年は持つともいわれています。
が、設備機器は10~20年では入れ替えないといけなかったり、外装や内装も細々とリフォーム等で手を入れる必要はあります。
ということは、そのリフォームを踏まえた設計を今しておけばいいのです。
例えば、お風呂は家族みんなでゆったり入ることを考えて手すりはいらないかな。次リフォームするときに手すりはつければいいかな?
例えば、今はトイレは廊下からの出入りだけど、リフォームする時に壁を引き戸に変えて隣接する洋室からトイレに直接出入り可能にすればいいかな?
技術の進化はめまぐるしい
また、技術はどんどん進化しています。数年前まではなかった、考えられなかったような商品が次々に発売されたりしています。
これから20年30年先は、もっといろんなことが可能になるはず!
では、「今」設計の段階でできることは?
例えば耐力壁の位置の確認であったり、トイレの横に将来扉を付けたい要望を設計士に伝えて雑壁にしておくことです。
耐力壁
構造的に力を受けている壁のため穴をあける、取っ払うことが不可能な壁。
雑壁
構造的な働きをしていない、部屋を区切るために作られた壁。取っ払うことが可能な壁。
後から変えれない部分、変えるのに手間やお金がかかるものは現段階からしっかり考えてお区必要があります。
まとめ
家は永久不滅ではありません。メンテが必要です。
そうやってメンテやリフォームなんかで手を加えてやることで、その時々の住まい手のライフスタイルに「家」を合わせて変えていくことが可能です。
もちろん、老後も大事ですが、20年~30年後にはリフォーム等が必要と頭に置いておけば、「今」を重視して家づくりを楽しめるのではないでしょうか?
もちろん「間取り相談」では耐力壁のチェックもさせていただきますよ。